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ナーシングドゥーラが教えます!産後のお部屋作り

赤ちゃんを迎えるにあたって、部屋の環境や準備物を事前に知っておくことはとても大切です。

赤ちゃんとの生活が始まってから、

「こうしておけばよかった・・・」

と思っても、育児をしながら改善していくのは、なかなか難しいです。

今回は、産後ケア・育児のプロであるナーシングドゥーラが、産後のお部屋作りを詳しくご紹介します。

環境づくりや準備物をケース毎に紹介していますので、ご自分のライフスタイルに合わせたお部屋づくりができます。

ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

産後の生活イメージできていますか?  

産まれたばかりの赤ちゃんは、生活リズムが定まっておらず、睡眠・授乳・排泄のタイミングが2~3時間の間隔です。

そうなると、ご両親は、体力的にも精神的にもかなり疲弊してしまいますね。

加えて、産後は「産褥期」と呼ばれる期間が約6~8週間あり、「絶対に無理をしてはいけない時期」となっています。

2~3時間おきに訪れる赤ちゃんのお世話に産褥期と、なにかと大変なこの期間をどう乗り切っていくか。

産後のシミュレーションをパートナーとしておくことが重要です。

例えば

【朝】

食事や洗濯などの朝できる家事は、パートナーが出社前に行い、ママは授乳など赤ちゃんのお世話を担当。

【日中】

主にママと赤ちゃんの生活になる為、食事は簡単なものにし、できるだけ家事を減らして、身体に負担がかからないようにする。

つらいと感じたら、ナーシングドゥーラやベビーシッター、家事代行などの支援サービスを積極的に利用していく。

【夕方~夜】

沐浴や寝かしつけをパートナーが担当し、夜間の育児に向けて、少し身体を休める。

など。

パートナーと協力して、できるだけ身体に負担がかからないようにしましょう。

調子が悪くなる前に、「つらい」「疲れた」と感じたら、迷わず支援サービスを利用しましょう。

赤ちゃんを迎えるお部屋づくり

では、赤ちゃんを迎えるうえで重要なお部屋づくりは、どういう点に気を付けていけばいいのでしょうか。

事前に準備しておく物は、どういったものかをここからは紹介していきます。

準備の時期ですが、臨月の少し前にお部屋づくりや準備物をそろえておきましょう。

理由として、臨月は「いつ生まれてもおかしくない時期」です。

思っていたよりも早めに出産となる場合も十分ありえますので、早め早めに準備しておいた方が安心です。

とはいえ予定日の前後4週間では赤ちゃんが生まれる可能性は予測できません。ですので、入院中にパパが最終のセッティングをできる準備も一緒に整えていきましょう。

お部屋づくりを考える

まず初めに赤ちゃんが過ごす場所を決めます。

場所が決まると、その後の対策や準備がスムーズに進みます。

【お部屋づくりを考える流れ】

  1. 赤ちゃんが普段過ごす場所を決める
  2. その場所の環境確認
  3. 危険物の確認・対策

となります。

まず、普段ママが生活していて、「目の届く範囲」で赤ちゃんが生活する場所、ママが日中も横になってお休みできる環境を整えます。

この時に、

  • エアコンの風が当たる場所
  • 日光が直接当たる場所
  • 出入口の側

は要注意!!

赤ちゃんにとって日光はビタミンDの生成に不可欠ですが、長い時間紫外線に当たりすぎてしまうと、肌への負担が掛かってしまいます。

また、出入り口の側は気温の変化が激しく、体調を崩すきっかけとなってしまう可能性があります。

場所が決まったら、

  • 周囲に地震などで落ちてくるようなものが無いか
  • 誤って飲み込んでしまうようなもがないか
  • 角がとがっていたりぶつかったりして危険な家具が無いか

など、考えられる危険性を確認しましょう。

家具などのぶつかって危険な物は、角やふちを柔らかいクッションガードで覆っておきます。

なんでも口に入れてしまうのが赤ちゃんです。誤飲は大きな事故につながります。生まれてすから出来るだけ床に物を置かない習慣をつけていきましょう。

寝返り・お座りが始まったときのために、床を柔らかいジョイントマットで覆っておくこともおすすめです。

「クッションガードの取り付けは、動きだしたりしてからでも大丈夫では?」と思われがちですが、寝返りが早い子・お座りが早い子とお子様の成長には個人差があります。半年の成長はとてもはやいのです。

日々の育児の忙しさで、うっかり安全対策を忘れてしまうということもあり得ますので、このタイミングで早めに対策をしておきましょう。

お部屋づくりの準備物

赤ちゃんの過ごす場所や、その周辺の危険な場所などを把握したうえで、準備物をピックアップしていきましょう。

各々のライフスタイルによっても必要な準備物は変わってきます。

きちんと確認してから用意することで、「購入したけど結局使用しなかった」ということを防ぐことができます。

【ダイニングテーブル・ソファー派】⇒ベビーベットやハイローベットがおすすめ。大人の腰に負担かかりにくい高さのものを選ぶのもひとつです。

【ローテーブル・ローチェア派】⇒ベビー布団やバウンサー(生後3カ月頃から使用)がおすすめ。

生活する「高さ」を合わせることで、授乳後の寝かしつけやその他の育児をする際に、身体への負担を軽減できます。

夜、ベットで寝ている場合は、ベビーベットを使用して、赤ちゃんと高さを合わせると、夜間の授乳が楽になりますよ。

パパやママと同じベットの使用は、窒息や転落の危険がありますので、できるだけ避けましょう。

上にお子様がいる場合には、授乳や夜泣きで生活リズムがずれてしまうため、上のお子様はパートナーと、赤ちゃんはママとというように寝室を分けるのも一つの方法です。上のお子様の個性も踏まえた準備が大切です。

場面に合わせた準備物

お風呂・リビング・寝室などでそれぞれ必要なものは、収納ケースに入れて分けておくと、その都度準備する必要が無いため、スムーズに行動できます。

【お風呂】

  • 綿棒
  • ワセリンなど保湿剤
  • お鼻の吸引
  • 爪切り(つめやすり)
  • おむつ・おしりふき
  • バスタオル・着替えなど
  • おむつを捨てる袋・バケツ

【リビング】

  • おむつ・おしりふき
  • ガーゼ・タオル
  • おむつを捨てる袋・バケツ
  • 体温計
  • 授乳・ミルクセット
  • 着替え
  • スタイ(必要になったら)

【寝室】

  • 手元を照らすライト
  • おむつ・おしりふき
  • 着替え
  • タオル
  • 授乳・ミルクセット

などです。

基本の準備物となりますので、用意する際の参考にしてくださいね。

ナーシングドゥーラがご自宅に合わせたスタイルをご提案いたします

ここまで赤ちゃんのお部屋づくりについて紹介してきました。

いかがでしたか?

各家庭によって、生活スタイルや必要なものは多少変わってきます。

しかし、ここまで準備しておけば、実際生活が始まって必要な物がでてきても、あまり慌てずに対応できますね。

上記でもお話ししましたが、日中にかかわらず、「疲れた・・・」「つらい・・・」と感じたら、迷わず育児支援サービスを利用しましょう。

ナーシングドゥーラは育児のプロがご自宅にお伺いし、育児をはじめ様々な支援サービスを提供させていただきます。

お部屋の環境づくりや事前の準備についてもお手伝いができますので、ぜひご検討ください。

楽しい子育ての始まりを快適に安全にスタートするためにしっかり準備をしましょう。