「改正育児・介護休業法」。
6月3日のニュースで話題となりましたね。
パパの育休取得を後押しするもので、今までの制度よりも育休を取得しやすくなっていきます。
そこで、今回はパパの育休取得と、どのような準備や心構えが必要なのかについてお話していきます。
来年新しくなる制度についても簡単にご紹介しておきますので、ぜひ育休を取得する際の参考にしてくださいね。
パパの育児休業取りますか?
パパの育児休暇というと「ハードルが高い」というイメージがありますよね。
実際、2019年の男性の育休取得率は7.48%。
他先進国から比べてもとても低い数字です。
育休取得による嫌がらせ(パタハラ)なども育休取得率を低くしてしまっている原因となっています。
そのような背景もあり、来年の秋頃からは制度が新しくなります。
内容は
・出産直後の8週間に4週間の育休が取れる
・休業中でもある程度働ける
・申請期限が育休開始予定の1か月前⇒2週間前となる
・男性に企業からの育休取得の意向確認を義務化
・子供が1歳になるまでに男性4回・女性2回と、育休を分けて取得できる
・働いて1年未満の非正規雇用でも育休が取得できる
・大企業(従業員1,000を超える)は男性育休取得率の公表
などです。
小分けにして育休が取得できる為、「仕事が忙しい」「職場を長期的に離れることに不安がある」といった場合にも配慮されています。
パパが育児に参加出来るようにしていこうという社会の流れになってきていますね。
産後は産褥期・授乳・夜泣きなど、ママが心身ともに疲れてしまうことが多くあります。
育休を取得すべきか、育休をとるタイミングやその際にやるべきことなどを事前に考えておく必要があります。
取るだけ育休になってない?
「育休って子供を見てればいいんでしょ?」
「育休ってそもそも何をすれば・・おむつ替えとかやればいいのかな・・・?」
育休をとったことに満足してしまい、ママが本当にサポートしてほしい所を知らずに過ごしてしまうと、今後の夫婦関係に大きな亀裂が入ってしまうかも・・。
パパが「育児をやっている」と思っていても、ママにとってはかえってストレスに・・・。
なんて悲しい出来事も実際にはたくさんあります。
ではどういったところをサポートすればいいのか。
育児が始まる前にどういったことを知っておけばいいのか。
育休中ほんとにママがやってほしいこと
パパにとって「育休=子どものお世話」というイメージが強いようです。
もちろん間違ってはいないのですが、実はそのほかの家事も思った以上にたくさんあるんですね。
例えば、料理・掃除・洗濯・買い物(食料・日用品)。
掃除は複数個所ありますし、洗濯も普段着ている服だけでなく、シーツやカバーなども清潔にしなくてはなりません。
これだけでも大変ですが、赤ちゃんの授乳にお風呂・おむつ替え・寝かしつけ。
さらに兄弟姉妹がいる場合は、身の回りのお世話・習い事・保育園の送迎・保育園準備など・・・。
家事と一言でいっても、その内容は無数にあります。
さらには、内祝いや、産後の行事であるお宮参り・お食い初めの手配などもあり、産後は身体が戻っていないのにも関わらず、やらなければならない事がとにかく多いんですね。
産後のダメージを受けたカラダには大きな負担が掛かってしまいます。
きっと、ママも「おむつを替えてくれることは大変ありがたい」とは感じるのですが、そのほかの「家事」もサーポートしてほしいと思うはずです。
産後の食事はどうするか。
洗濯や掃除の場所や頻度はどのくらいなのか。
産後の行事はどういった形にするのか。
など、日々の「家事」や赤ちゃんの「育児」について話し合い、何をすべきなのかを知っておくことが大切です。
育休パパは本当は辛かった
ここまで、パパが育休を取得した際の「家事」や「育児」についてお話してきました。
いかがですか?
もしかしたら少し不安になってしまっているのではないでしょうか?
仕事の不安・家事の不安・育児の不安・夫婦関係の不安。
男性の育児参加が後押される背景には、産後の女性が産後うつになってしまうケースが相次いでいることも一つの要因です。
しかし、産後うつは、ママだけでなくパパにも発症してしまう可能性があるんです。
実際、海外において、パパの11人に1人は産後うつの危険性があるという研究結果がでています。
初めての育児に対する不安や仕事との板挟み・睡眠不足などで、パパも不調に・・・。
そして夫婦のどちらかが不調になってしまうと、家事・育児の負担が増え、さらにパートナーも不調に・・・。
というケースも実際にあります。
ここで大切なのは、「自分たちだけで無理をしない」ことです。
パパ向けに産後ケアのプロがパーソナルサポートします。
慣れない育児や家事はとても大変です。
無理をしてしまうと身体の不調につながってしまい、さらには夫婦そろってうつ状態になってしまう危険性も。
もしそうなってしまったら、育児ができる状態では無くなってしまいますよね。
ここで重要なのは「疲れた・難しい・不安」と感じたら外部の育児サービスを積極的に利用することです。
・赤ちゃんのお世話で分からないところを相談する
・赤ちゃんを数時間見てもらっている間に睡眠をとる
・溜まってしまった洗濯や掃除をしてもらう
・赤ちゃんをお願いして息抜きに外出する
ナーシングドゥーラでは上記すべてのサポートができます。
その他にも「こういった所をサポートしてほしい」というご要望があれば、お気軽にご相談ください。
環境の変化に無理に合わせようとせず、育児サービスを利用しつつ、ゆっくり自分たちのペースを作っていきましょう。
私たちナーシングドゥーラが、全力でサポートさせていただきます。