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二人目って本当に楽なの?赤ちゃん返りでイライラしてませんか?

赤ちゃん返りの原因と対応方法

年末年始いかがでしたでしょうか?

おうち時間で、お子様との関わりはとても大切なもの。

今回は「上のお子様の赤ちゃん返り」にフォーカスしていきたいと思います。

「赤ちゃん返り」とは?

下の子が生まれたときに、上の子の赤ちゃん返りに頭を悩ませたという方も多いのでないでしょうか。特に何の対策もしないままやり過ごしていませんでしたか?

実は赤ちゃん返りは、子どもが大きくなってからの性格にも影響する可能性があるので要注意。きちんとケアしてあげなければいけません。


「赤ちゃん返り」とは、

  • ある程度色々なことができるようになった子どもが、まるで赤ちゃんに戻ったような振る舞いをすること。
  • 子どもが赤ちゃんの頃に戻ったような行動を取ること。
  • 以前はできたこともできなくなってしまい、実年齢よりも幼い行動を取ってしまうこと。

特に、下の子が産まれたばかりの上の子に起こりやすいと言われていますが、一人っ子でも、環境が変わったときに起こることもあります。

ママがいないと何もできない?

では、具体的にどんな行動や振る舞いをするのでしょうか?

甘えてくる

赤ちゃん返りした子どもは、ママに甘えてくっついてきたり、抱っこをせがんだりします。今までよりもママとスキンシップをしたがり、おっぱいをほしがることもあります。甘えてくる我が子はかわいいですが、ずっと抱っこをせがまれては下の子のお世話ができません。甘えるのはパパではなく、ママでないとダメというお子様もいます。

以前出来ていたことが出来なくなる

着替えや食事など、成長とともに自分でできるようになっていたことも、赤ちゃん返りするとママに手伝ってもらわないとできなくなってしまいます。オムツが取れていたのに、おねしょをしてしまうこともあるようです。また、歩けるのにベビーカーに乗りたがったりします。

忙しいときに「ママがやって」と甘えられると、「自分でできるでしょ」と叱りたくなるかもしれません。しかし、赤ちゃん返りしたときは、できるだけ受け入れてあげましょう。

夜泣きをする

赤ちゃん返りすると、睡眠にも変化が起こります。スムーズに寝なくなり、寝かしつけに時間がかかってしまいます。また夜泣きやおねしょすることもあります。赤ちゃんのお世話だけでも大変ですが、寝かしつけや夜泣きで大人は寝不足に悩まされるかもしれません。

わがままになる

「あれがほしい」「これは嫌だ」と自己主張し、わがままな言動が目立つようになります。わがままに腹が立ったり、わがままな子どもに育つのではないかと心配になるかもしれません。

反抗的で不機嫌になる

パパやママに反抗的な態度をとるようになり、物を投げる・叩くなど乱暴な行動を取ることがあります。また、赤ちゃんに手を出してしまったり意地悪することもあるので注意が必要です。

赤ちゃん返りは大切なサイン

様々なサインを繰り出してきます。

親からすると、

  • 面倒くさい
  • しつこい
  • 何で以前出来たことが出来なくなったの?
  • こんなこと我慢できないの?
  • 他の子はしっかりと出来ているのに。。。
  • その内おさまるよね。

といろいろな感情が入り混じります。

では、こういうサインは放置しておいて大丈夫なのでしょうか?

実は赤ちゃん返りは、子どもが大きくなってからの性格にも影響する可能性があるので要注意。きちんとケアしてあげましょう。

幼少期に甘えられなかったことが思春期にも影響する?

「もうお兄ちゃんでしょ!」「お姉ちゃんはいい子なんだから」

そんな風に言われて、自分が小さかった時に甘えられなかった子どもの中には、思春期以降に「赤ちゃん返り」をするケースも。

小さい時の「わたしをみて」「ぼくのところにきて」といった子どもたちの願望は親が思っている以上に強く、それが満たされないことは子どもの成長に大きな影響を与えるのです。

上手な対応方法

「赤ちゃん返り」をするときの子どもの気持ちって

・ママのなかでのわたしって、いままでとかわらずにだいじ?

・ぼくのことがいちばんだよね?

という確認なのです。

その気持ちを満たしてあげるために、以下のような方法がおすすめです。

① 下の子のお世話をするときに「おむつを替えてあげていいかな?」などと、上の子に聞いてあげる。その一言で、子どもは安心することが多いです。

② 上の子の小さかった時のアルバムやビデオを一緒に見る。自分も赤ちゃんだった。お母さんが笑ってる。そんな写真やビデオを上の子と「かわいいかわいい」と話しながら見てください。

小さな子は「あなたもかわいかったよ」と言われても覚えていないでしょうが、一緒に見ることで「わたしも あかちゃんだったんだ。おかあさん、かわいがってくれてる」というのがよく伝わります。

③ 上の子にも、たくさん抱っこやスキンシップをしてあげる。必然的に赤ちゃんの抱っこは多くなるので、それに負けないぐらい上の子も抱っこを。ひざに乗せて一緒にテレビを見る。ひざの間に入れて絵本を読む。子どもが一番安心するのは肌を寄せ合うことです。

④ 下の子のお世話を一緒にする。「小さなおかあさん」になってもらうことで、「ありがとう」「たすかる」などと声をかけることも多くなると思います。お母さんの役に立てて、子どもは喜んでくれます。また、「○○ちゃんがトントンしてくれたから、赤ちゃん笑ったんじゃない!?」などで、「おにいちゃん、おねえちゃんになれた嬉しさ」を味わってもらいましょう! 

⑤パパと連携して赤ちゃんはパパ、ママは上の子の時間を作ってみたりしてもいいでしょう。

今からでも遅くない!赤ちゃん返りをした子のケア

「あぁ、赤ちゃん返りをしたときにもう少しちゃんとかまってあげればよかった」と思ったお母さんもいるのではないでしょうか?
大丈夫!今からでも遅くありません。3歳でも、8歳でも、10歳になってからでも良いので、是非、二人の時間を作ってみてください。

「あなたがいてよかったよ」
「いつもありがとう」
「だいすき!」
「ちゃんとお母さん見てるからね」

そんな言葉を2人で過ごしている時間の中で、かけてみてくださいね。

上の子がまだ小さかったら公園に行く、手をつないで買い物に行く。など、ほんの少しの間だけでもいいので濃い二人の時間を作ってみてください。
大きくなっている子は、二人で甘いものを食べに行く、なんていうのも非日常でいいかもしれません。そんな環境になってみると、普段は言わない学校の話や悩みを話し出す子もいます。
もし、お悩みの場合はぜひ試してみてください!